逸見石(ヘンミライト)
逸見石(Henmilite,ヘンミライト)
逸見石(へんみいし, Henmilite, ヘンミライト)は濃紺やすみれ色を呈する美しい結晶が見られます。 1981年に岡山県高梁市備中町布賀の布賀鉱山4番坑、田邊晶洞で発見され、同年にIMA(国際鉱物学連合)によって承認、1986年に理学博士の中井泉らによってアメリカン・ミネラロジスト誌にて報告された新鉱物です。 発見地の布賀鉱山は熱水交代作用(スカルン)帯にあり、現在のところ逸見石はこの布賀鉱山でのみ産しますが、現在ではほぼ採り尽されたということです。 逸見石はカルシウムと銅のネソ硼酸塩鉱物で、硼素ヒドロキシ基四面体( B(OH)4 )を持ちます( Ca2Cu[B(OH)4]2(OH)4 )。
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